きた みた よんだ

みたりよんだりしたものを記録するブログ

社会学

【ジェンダー】女ぎらい ニッポンのミソジニー

ただより高いものはない(性行為も) この本の「東電OLとミソジニー」をかぶりつきで読みました。なぜなら私の一部を作ったと言っても過言ではない小説「グロテスク」桐野夏生著作が取り上げられていたから(「グロテスク」には、OLをモデルにしたキャラクター…

【心理学】顔は口ほどに嘘をつく

読み始め、最初のテストは5問正解(でも一瞬よりは長く見てたから正解率低い)口元ばかりを見る癖があるようで、眉毛の形や歪み方をきちんと見ていなかった。「おでこを出すと幸せになれる」という言葉は、「おでこを出すことによって眉が見えやすくなり、感情…

【情報】キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる (ちくま新書)

マスメディアというメインストリームは、ソーシャルメディアの拡大により収縮していく 現在、あらゆる情報量は、需要に対して供給がはるかに上回っている。 youtubeやSNSなどによって情報の発信者と受信者の境も非常に曖昧になり、情報を共有する障壁が非常…

【ジャーナリズム】男性漂流 男たちは何におびえているか

何に怯えているかというと「変化を強いられること」におびえている婚活、育児、介護、老い、仕事…変化に適応できず、追い詰められていく人たちと、克服した人たち。一人一人の男性について数年から十年の長期間にわたって取材を続けてきた、定点観測ルポ。「…

【デザイン】融けるデザイン

インターフェイスは、インターネットは、デバイスは、身体の一部となる パソコンの一般化は「メタファ」によって推進された。 今は「メタファ」を脱ぎ捨てようとしている時期 かつてパソコンは「電子計算機」であり、自由度が高すぎてなにができるのかわから…

【コミュニケーション】あなたの話はなぜ通じないのか

プロローグからして名著。この本を読んで「私は自分のメディア力が低くなることを最も恐れている」と気付いた。グダグダグダグダ関係ない自分の思ったことを徒然なるままに話す人、多分この本読んだら撲滅できるあと、タイトルそのものが「上質な問い」それ…

【心理学】境界性パーソナリティ障害

境界性パーソナリティ障害は生まれつきのものではないわりと産まれながらの性分とされやすいけど、実際はそうではない。人はストレスにさらされて、バランスを崩して境界性パーソナリティ障害になる境界性パーソナリティ障害は克服することができる克服した…

【脳科学・心理学】脳はどこまでコントロールできるのか?

こういう「脳も内臓の一部だ!鍛えようと思えば鍛えられる、求めるなら願え!」みたいな物理力、どうしようもなく好き。脳を内臓の一部として捉え、効果的なアプローチを提議するところがいい!メンタルコントロールは身体的にアプローチするのが手っ取り早…

【コミュニケーション】失敗しない謝り方

まずこの表紙が素晴らしい。「謝罪」とは自らの非を認めることであり、それによって信頼が低下するおそれもある。それにもかかわらず、人が(特に日本人が)頻繁に謝罪するのは、謝罪には、状況を逆転させるというアクロバティックな効果があるからだ。しかし…

【心理学】だれもわかってくれない:あなたはなぜ誤解されるのか

「冷静で論理的で客観的に物事を見れる自分」という幻想は、この本で叩き潰す!だれもわかってくれない:あなたはなぜ誤解されるのか作者: ハイディグラントハルヴァ―ソン,Heidi Grant Halvorson,高橋由紀子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2015/10/22メデ…

【コミュニケーション】ユマニチュード入門

考える・話す以外のコミュニケーション指南本って初めて読んだ。桃山商事さんが日経BPで紹介してたので一気読み。ものすごくいい本だった!恋愛の基礎は言うまでもなく「相手を大切にすること」ですが、それと同じくらい「自分を大事にしてやること」も重要…

【ビジネス書】ウケる技術

話しててウケる内容を体系立てて説明しているのと、技術のカテゴリ分けはとても良かったんだけど、用例がどれもヘテロ男向け&ミソジニー風味、そして恋愛工学のdisっぽいのばかりだったのでげんなり。内容はいいのに、用例や語りかけの方向が全てヘテロ男向…

【社会学】意識をデザインする仕事 「福祉の常識」を覆すピープルデザインが目指すもの

ピープルデザインとは:心のバリアフリーをクリエイティブに実現すらための思想と方法論そのもの。ファッションやデザイン、エンターテイメントやスポーツなどのコンテンツを手段にマイノリティに寛容なダイバーシティを実現する「行動」を発動するデザイン。…

【心理学】なぜいつも“似たような人"を好きになるのか

最近「ひょっとして私、発達障害の傾向があるのかも…」と思ってたけど、多分違った。自己愛性人格障害だわ。なぜいつも“似たような人"を好きになるのか作者: 岡田尊司出版社/メーカー: 青春出版社発売日: 2014/08/30メディア: 単行本(ソフトカバー)この商…

【心理学】満たされない自己愛 ――現代人の心理と対人葛藤

「自尊心は基本的欲求に分類されるため、傷つけられると、その人の生存が危ぶまれる」「自尊心は基本的欲求だが、それ自体が目的ではなくら我々が社会的・自己成長のための跳躍台として機能するものである。」という記述を読んで「あ、信頼したい」と思えた…

【心理学】美人の正体

美人の正体 外見的魅力をめぐる心理学作者: 越智啓太出版社/メーカー: 実務教育出版発売日: 2013/08/28メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (1件) を見る 男性というのは性格の良い女性を好きになるのではなく、容姿の良い女性の中に性格…

【男性学】男がつらいよ 絶望の時代の希望の男性学

「女は大変だとか言うが、男だって辛いんだよー!」というすべての男に「メンズリブでやれ」とビンタしつつこの本を読ませたい!!男がつらいよ 絶望の時代の希望の男性学作者: 田中俊之出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2015/05/17メディア: 単行本この商…

【ビジネス】プロフェッショナルネゴシエーターの頭の中

M&Aの仲介人が書いた、交渉のハウツー本。買う側売る側、互いに公平感をもたせて合意に導くのが大変。互いにメリットを感じさせつつ、交渉を成立させる。交渉が成立しても不信感が残ればそれは失敗だし、交渉自体は不成立でも信頼が生まれたら、将来につなが…

【新書】私とは何か「個人」から「文人」へ

ロースおじさんがオススメしてたので読みました↑本の内容とある程度重複してる内容の記事でした。人は人に合わせて、ペルソナを被るのではなく、相手にあわせた人格「分人(個人よりも小さい単位)」を作っているという話。コンビニ店員には社会向けの最大公約…