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【社会学】意識をデザインする仕事 「福祉の常識」を覆すピープルデザインが目指すもの

ピープルデザインとは:心のバリアフリーをクリエイティブに実現すらための思想と方法論そのもの。

ファッションやデザイン、エンターテイメントやスポーツなどのコンテンツを手段にマイノリティに寛容なダイバーシティを実現する「行動」を発動するデザイン。

意識をデザインする仕事 「福祉の常識」を覆すピープルデザインが目指すもの

意識をデザインする仕事 「福祉の常識」を覆すピープルデザインが目指すもの



「かっこよさ」「わくわくする感じ」を心から大切だと思っているので、身体障害者に向けて「かっこよさ」「デザイン」でアプローチして自主的に街に出てもらおう、という考え方には拍手したい。


いつも思うのが「特別扱い」は「相手をスポイルする行為」であるということ。
「できることには差があるから、互いに差があることを認めて役割分担しよう」という考え方が日本人は下手すぎるんだなーと思う。
だから「専業主婦が伴侶にいる前提の男モデル」しか雇用形態がないんだろう。
あと、この本にも書いてあったけど、「身体障害者が行うことは、目的が『がんばる』ことになってて、創り出すものがことごとくダサい」とかね…!

幼稚園・小学生時代、児童館の本読み聞かせや老人に向けての出し物とか、ダサすぎてほんとに大嫌いだったよ!


「杖がかっこよくないから」という理由で、杖を使いたいと思わない人いっぱいいるのも、根本は同じ問題。

「マイノリティはダサく健気で庇護欲をかきたてる存在であれ」というメッセージ。
弱い者が大嫌いなんだよな基本的に。

私は「おもてなし」が日本人は得意であるというのも懐疑的。
正しくは「超村社会で、マジョリティはお客様扱いで上げ膳据え膳されるけど、それ以外は奴隷扱い。マジョリティから外れたことがない人だけ『日本は最高』と言っている」。

そういう嫌な構造の一部を動かす力を、ピープルデザインは持っていると思う。
とりあえずコミュニケーションチャーム買ってみようかな。文字のサイズはもっと大きい方がいいと思う。