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きた みた よんだ

みたりよんだりしたものを記録するブログ

覆す力

勝ちと負け、昇格がはっきりしている世界で生きる人の言葉の重みは違う。

プロを目指して将棋界に入る子供達は皆ほとんど変わらない将来性を持っているが、どこで差がつくのだろうか、という疑問に対する著者の答えから始まる。

自分の特性を知り、受け入れることができたときに何かが動き始めたような気がする。
持って生まれた才能は変えることができないし、また、やみくもな努力も効率が悪い。
自分の特徴に気づき、適切な努力をすることこそが、これまでの自分を変えるための最良の方法なのではないだろうか。
どんな世界でも競争がある以上、全員が良い成績を収めることはできない。
ただ、他人と競うのではなく、昨日の自分を超えることができれば、それは1つの達成だと言えると思う。

覆す力 (小学館新書)

覆す力 (小学館新書)


調子が悪い時の後には、必ず調子が良い時が来る。それはサイクル。調子が悪い時にはインプットが行われ、調子が良い時はアウトプットとなる、という記述は胸に留めておきたい。

羽生さんについての記述がとても多い、というか羽生さんがまじファムファタル(萌える)
羽生さんに対して通用すれば他の棋士にも通用するから、対戦する時にテーマを決めるっていうのは「敵として信頼している」という一番萌えるタイプの関係性ですね(萌える)

村山聖さんについての記述、期待してたからあったのが嬉しい。

日々戒めたいと思った言葉も盛りだくさん。

  1. 「逆転の妙手」はないが「逆転を許す悪手」はある(逆転の妙手に見えるものは、その前段階から用意されている)
  2. 二回目のミスが致命傷になる(やらかした後の謝罪がまずかったせいで大炎上って死ぬほど多い事案!)(将棋でも、1度目のミスは大きく情勢に影響することは少ないが、動揺した精神状態で犯す2度目のミスは致命傷となりうる)
  3. 焦りは大悪手を呼び込む。大切なのは、一回のミスを許す心の余裕。
  4. 敗戦は勝利のための必要経費(負けそうだと思うからこそ指せる手もあるし、それが相手から見ると大胆な手に見えて相手のミスを誘うこともある。チャレンジする機会であると考える)
  5. 勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし