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きた みた よんだ

みたりよんだりしたものを記録するブログ

【コミュニケーション】失敗しない謝り方

まずこの表紙が素晴らしい。

「謝罪」とは自らの非を認めることであり、それによって信頼が低下するおそれもある。それにもかかわらず、人が(特に日本人が)頻繁に謝罪するのは、謝罪には、状況を逆転させるというアクロバティックな効果があるからだ。しかし、謝罪が有利にはたらくと期待していることが相手に気付かれれば、その効用はなくなってしまう。
つまり、謝罪は、戦略的でありながら、非戦略と思われることが大切という高度なコミュニケーションなのである。
大抵のトラブルが炎上してしまうのは謝罪の仕方が下手だから。
謝罪するのもされるのも好きな国民性なのに、謝罪についてきちんと勉強する機会がないのは手落ちだ。

失敗しない謝り方

失敗しない謝り方


謝罪は釈明行為の1つ。
釈明行為の分類は以下の通り。
  1. 謝罪(自分の非を認め謝る)
  2. 弁解(事情の説明。自分に責任はないと説明する行為)
  3. 正当化(自分が正しいのだと主張する)
  4. 否認(自分の関与を認めない)
ちょうどベッキーとゲスの極みの人の不倫騒動があったので、ベッキーの謝罪会見の内容を分析。
会見内容はこちらから引用させていただきました
1月6日20時からベッキーが緊急記者会見、会見終了後にゲス極「川谷絵音」が結婚していたと文章で声明発表

謝罪(スキャンダルが暴露され、社会的な騒動を起こした)
今回、発売される記事に関して多くの方々、テレビ、CM、ラジオの関係者の皆さま、そしてファンの皆さまに多大なるご迷惑とご心配をお掛けましたことを深くお詫び申し上げます。申し訳ありませんでした。
弁解(ゲスの人との関係を説明)
私は、アーティスト・川谷絵音さんの作る音楽のファンでありまして、ライブにも行かせていただき、打ち上げなどでお話もさせていただき、そんな中、川谷さんと連絡を取るようになりました。記事にありましたように、二人でお食事に行かせていただいたこともありました。そしてお正月に長崎のご実家にお邪魔したことも事実です。
否認(特別な関係ではない)
ただ、お付き合いということはなく、友人関係であることは間違いありません。
という流れでした。正当化は女性がやると超バッシングされるから、今回はなし。

この件に関しては、ベッキー完全に被害者だから(既婚を隠されてた側)謝罪しなくてもいいじゃんと個人的には思うけど、CMが多い彼女。
社会的な対処が迅速で素晴らしい。

大抵のトラブルは主張したい内容の自己分析ができてないから起こることですよねー

あと繰り返し述べられていたのは

信頼の大切さ。

謝罪とは「自分は皆で生きるために配慮できなかったことを認める。今回は許してほしい」という意思表示をする行為。
なので「倫理的な人間ではない」と判断されると、謝罪しても効かなくなる。
遅刻するたびに毎回謝っても、遅刻癖が治らなければ許されなくなるのがわかりやすい例。

謝らない人はこんなタイプ

  1. セルフコントロール力が低い人(自分の言動の影響力や自分へのフィードバックができず、感情的・衝動的に行動してしまう)
  2. プライドが高い人(謝罪とは許しを乞い、相手に自分の身を委ねること。生きるも死ぬも相手の身次第という状況に我慢できない)
  3. 自己愛者(プライドの高さと、自分の欠点を認めることができない)
  4. 他罰的な人(自分の非より相手の非の方が目に入る)
  5. 協調性が低い人(平均的な日本人よりも謝罪を選択する範囲が狭い)
  6. 未熟な人・精神的に余裕がない人(非難を受けそうになると強い不安や恐怖にとらわれ、衝動的に関与の否認やその場逃れの言い訳を口走る)
  7. 猜疑心が強い人(人を信用できない人には、相手に自分への処分を委ねるのは驚異でしかない)

問題から逃げ続けるコストよりも、正面突破するコストの方が明らかに低い

問題を避けるのではなく、どう対処するかが大事。人間関係のトラブルである「対人葛藤」は、失敗やマナー違反などの「不首尾」とは違って、意見を出し合うことにより関係性が深まる効果も見込める。
喧嘩する夫婦の方が喧嘩しない夫婦よりも離婚率が低いのもこの原理。

人は謝罪を期待している

故意の有る無しにかかわらず、迷惑を被るということは、少なくともその瞬間は自分の存在が軽視されていることを意味している。それは「大切にされたい」「尊重してほしい」という気持ちを逆撫でする行為。
そこで「あなたを軽視した私が悪かった」という表明を求め、謝罪を求める心が産まれる。

謝罪は信頼関係を回復させるアクロバティックな効用があるので、相手が求めていること・自分が主張しなければいけないこと・それぞれの内容分析をきちんとする習慣をつけていこうと決意させてくれる良書でした。

愛も謝罪も技術技術ゥ!!