きた みた よんだ

みたりよんだりしたものを記録するブログ

【小説】日本のセックス

前半のめくるめく性の狂乱から、後半のサスペンス劇へ。土石流のような展開に目眩が止まらない!

樋口さんは視点がものすごく女性的だといつも思う。

男性の甘さやずるさ、バカさを擁護しないし、女に夢を抱かない。男の都合を押し付けない。
登場人物それぞれに「自由に考え行動することを認めている」感じがすごく強い。
そしてクズ描写が本当に天下一品。

今回のめくるめくクズ描写、お美事でした!!

日本のセックス (双葉文庫)

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