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【映画】12人の怒れる男

ロシアの映画は初めて。
なんかセリフが長い気がする。

ひたすら体育館の中で、12人のおじさんたちだけで展開されるのに退屈しないのはすごい。
ロシア事情や陪審員制度のことをまったく知らないので、なにかとわからないところが多かったけど…

合間合間にはさまれるジョークに吹き出してしまう。彼ら的には大真面目なのが余計に。

結局みんな自分のことしか考えてないし、自分のことで精一杯。だから、ずっと変わらないで、古いまま、よくない状態のまま、ずるずると時間だけ過ぎるというのはよくあることで…自戒。

実際、完全にアウェーな国で、言葉も足らない状況で犯罪者になるとか、完全に詰む。想像しただけでつらい。

そして、自分が陪審員の立場だったとして、無実の彼を引き取って面倒を見れるかというと、そんな余裕はないわけで…

自分のことだけで精一杯でもしょうがない、視野が狭くなるのも致し方ない。
けど、ちょっとだけ勇気を出して、少しだけ変えてみよう?と優しく語りかけられた気がした映画でした。

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