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【コミュニケーション】銀座No.1ホステスの心をつかむ話し方

タイトルこそ「話し方」だけど、実際は「聞き役」入門にして奥義。

人の話を聞く能力が貧弱ゥ!貧弱ゥ!な私でも実践しやすい内容で、すぐ活用できる良著!これは本当に読んで良かった。

ホステスとカウンセラーという、最強の二足のわらじを履く筆者。
人は話を聞いてもらう・理解してもらうと、セックスの以上の快感を脳に感じるらしいので、色恋営業をやらなくてもNo.1になれるとのこと。
でもこれはホステス接客用なので、毎日誰にでもやるのはストレス溜まって大変そう。
あとこういう対応を人に無料で要求するのは万死に値する。

人はまず、初めて会った相手を「外見・ボディランゲージ」で判断する。

  • 相手と同じ動き(相手が水を飲むタイミングで自分も水を飲むなど)似た行動をすると「この人は私と似ている」と判断し、親近感がわく。
  • 姿勢をあわせる、同じものを飲むのも効果的。
  • 同じテンションで話す。ぼそぼそ話す人に元気よく話しても疲れさせてしまう

相手に無意識に出る「yes」「no」のサインを察知する

  • yes,noのサインは身体に表れるが、言葉の内容がその通りにならないことも多い。
  • 差し支えない話を振り、相手の答える「yes」「no」に伴う変化を観察する。(否定する時には目がつり上がる、など)
  • 身体が閉じている(腕組みなど)開いている(腕組みを解く)かで相手のリラックス度合いを推し量ることができる

yesセットで肯定しやすい空気を作り、ネタふりをして相手の興味ポイントを知る

  • 相手がyesと答える質問を3回は繰り返す。すると相手は無意識に、肯定をしやすい気持ちになるためリラックスする。
  • 相手をリラックスさせた後は、相手のこだわっていそうなポイントについて質問をする。男性の場合は時計やスーツなどが無難。

適度にうなずきを行う。大・小と使い分ける。合間にあいづちをうつ。

  • 質問するとはいえ、尋問になってはいけない。相手の話に興味があり、聞きたいのだと言うメッセージをうなずきで示す。
  • うなずくポイントは相手の話の「、」「。」に該当する箇所。「、」には小うなずき、「。」には大うなずきを入れる。
  • うなずきながら、「そうなんだ」とあいづちをうつ。

相手の話をコンパクトに要約し「あなたの話を理解しています」という姿勢を確実に示す

  • 話の三要素「経験」「行動」「感情」をきちんと把握しないと、コンパクトな要約はできない。その上で、相手が伝えたいと思っている重要事項をすくいとり、要約する。
  • タイミングは大うなずきを5回したら1回要約を入れる、という程度でOK。あまり入れてもうっとおしくなる。
  • 重要ポイントをオウム返しするのも効果的。
  • 相手は視覚・触覚・聴覚のどれを多く使って認識をするかを意識して話を聞く。認識箇所によってこだわりがかわってくるので、感性や認知を寄せることができる。(例:スーツをほめた時に、柄を話す相手は資格型。生地の触感を話す相手は触覚型)

ほめあいづちを適度に行い、相手の承認欲求と共感欲求を満たす

  • 相手の承認欲求と共感欲求を満たせば、性的な欲求に訴えかけなくても良い状態になれる→圧倒的生きやすさゲット(性的・恋愛欲求は持って半年)
  • 「ほめあいづち」は相手のタイプを4タイプにわけ、相手の話している内容の「。」に該当する箇所に入れる。
  • ほめることに関しては、タイプの見極めに失敗しても、相手がマイナスの感情を抱くリスクが低いため、様々なアプローチがしやすい。

ほめあいづちタイプ別特徴と対策

  1. 称賛タイプ:「すごい+根拠」でほめる。「すごい」と言ってほしいタイプなので、「すごい」の根拠(経験・行動・感情から根拠を判断する)をまじえながらほめる。
  2. ねぎらいタイプ:ねぎらいにはねぎらいで返す。会話や態度から「気配りに神経を使っているタイプだ」と判断できたら実行。
  3. 自由人タイプ:テンションの高さをあわせる。感情豊かに「すごいでしょ!」と自分で言えるタイプなので、同じテンションで「すごい!」「かっこいい!」と返せばOK。
  4. 母の愛タイプ:いじけ虫なので、「うん、うん」と話を促す通常の相づちを使うこと。他のタイプよりはほめるのを抑え、低めのテンションにあわせ、相手の話を真剣に聞く姿勢を示す。

会話で盛り上がる段階に入れたら「広げる」「掘り下げる」を行う

  • 質問の力で会話を盛り上げるには「横に広げる」「深く掘り下げる」を意識するとやりやすい。「それから?そのあとどうなったの?」と聞くことで話を展開させる。
  • 話のネタとして広げられそうになかったら「ところで」を使って話を広げなおす。

相手の話の中で「省略されているもの」「一般化されているもの」「決めつけられていること」は何か。そこを具体的に質問していくだけでも効果的な会話となる

  • 「なにがそれをしちゃいけないの?orするの?」
  • 「もし〜したら(しないと)どうなるの?」
  • 「みんなって誰?例外はないの?決して〜ないの?」
  • 「どうしてそう思っているってわかるの?」
  • 「隠された前提は何?」
  • 「具体的にはどんな原因があるの?
  • 「どうしてxがyを意味するの?」

会話をもり下げる仕草

  1. 髪を触りながら話す
  2. 髪をかきあげる、前髪をいじる
  3. 口角の下がった表情・眉をしかめた表情
  4. 姿勢が悪い

会話を盛り上げる仕草

  1. 身を乗り出す
  2. 豊かな、過剰過ぎないオーバーリアクション
  3. 的確なタイミングで行われるうなずき

苦境にある相手には「サバイバル・クエスチョン」

危機的状況にある人にある人に対して行う質問のテクニック。

  1. まず、危機的状況に対処するために、その人がこれまでどんなことをしてきたかを質問する。
  2. 相手が危機的状況の概要を話すのをねぎらいながら聞く
  3. 「どうやって、いままで危機的状況を乗り切ってきたのか」を問う。

→すると「どうやって、いままで危機的状況を乗り切ってきたのか」という問いに答えるため、頭が動き出す。

その結果、それまで何も出来ないと思って絶望していたのに、意外と自分で対処できていたことに気がつき、先に進む力が出る。

「どんなことをやったのか」を聞いているため、答えは必ず前向きな「何かやったこと」「何かやれたこと」しか出て着ないのも利点。

不平・不満・悪口などのネガティブな会話は「ミラクル・クエスチョン」で転換

相手に「悩みがなくなった時のこと」を想像させることにより、悩んでいる現在と理想とする未来のギャップが見えてくるため、問題点が明白になる。

 

昼間は心理カウンセラー 銀座No.1ホステスの心をつかむ話し方

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