きた みた よんだ

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【小説】かもめ食堂

ゆるふわに見える日常の土台は、強く凛々しい精神

映画を観てからの小説。
映画からは怒りや強さがかなり抜かれていたし、登場人物たちから人生に対する後悔や不安がすっぽり抜けてたけど、小説にはそれらがきちんと描かれている。
優雅な生活なのに、かもめ食堂がなぜ運営できているのか、しっかり根拠が描かれているから安心して読めます。

でもこれを「普通だけどおかしな人々が織りなす幸福な物語」と呼ぶのは間違い。

やるべき努力を積み上げ、自らの意思で道を行く人が幸福になるのだ。
つまりサチエさん強すぎ伝説

 

 

 

かもめ食堂 (幻冬舎文庫)

かもめ食堂 (幻冬舎文庫)