【映画】君に読む物語
これは君を呼ぶ物語
読んで、私を呼んで。
※だいぶネタバレします
まずおばあちゃんとおじいちゃんの組み合わせにうるっとくるし、認知症だと気付いた時点で号泣する。認知症とか加齢による体の衰えとか、そういうネタにはすこぶる弱い。
永遠に続くことを望むような煌めく時間は、過ぎて古くなるからこそ美しい。
「何を選んでも後悔はするけど、やった後悔は消えるけどやらなかった後悔は未来を蝕むのよ」
これ座右の銘なんですけど、なにを選んだってほんのり後悔したり、あの時こうしてればあの日に戻れれば(@アジカン)とか思うんですよ。
ヒロインのお母様はほんのり後悔してる。
自分の選択が間違っていなかったと証明するために、貴族階級である娘を叱る。
「労働者階級との結婚はやめなさい。」
かつて恋した人が煤まみれになって働いているところを見せてまで。
結果的にそれが娘を後押ししたように見えるのが皮肉だけれど。
この映画の主演はレイチェル・マクアダムス。「アバウト・ア・タイム」といい「きみがぼくを見つけた日」といい、肝が座りながらも可愛らしい妻の役柄が本当に上手い。
ハリウッド版シャーロックホームズのアイリーン役もやってたのね。あれも素敵だったな〜
十代の時激しい恋をして強く求めあった労働者階級の彼と、優しく自分をもてなしてくれるスマートな貴族階級の彼。
どちらを選ぶ?と言われたら迷いなく貴族階級を選ぶわ。すまん。なんたって資本主義だからさ。
あのねどうして景気が悪いの?
資本主義はきっと恋愛よりも難しいのね
それでもあたしあなたのキッスで結局
でもお金がないの
『ジャンニ・ヴェルサーチ暗殺』