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【JPOP】世界に1つだけの花

世界に1つだけの花が小学校道徳の教科書に載ったらしいですね。この曲の歌詞について、連れ合いが熱く語っていたので覚書。

 

ナンバーワンにならなくてもいいもともと特別なオンリーワン

このフレーズが道徳の教科書に選ばれた理由でしょうが、これすごく誤解されがち。というか私はこの曲の歌詞が大嫌いでした。

しかしこの歌詞をそのまま受け取ってはいけません!!! 

 

なぜ歌詞をそのまま受け取ってはいけないか

それは槙原紀之さんの「Turtle Wark」の歌詞に根拠があります。

Turtle Walk

Turtle Walk

手にした一番より僕が欲しかったのは諦めなかったという強い気持ちだと気づいたから

すでにナンバーワンは獲得した上で、「そんないいもんじゃないですよ」と言っているのです!

あと「すでにナンバーワンであるSMAPが歌うことに価値がある」と言うコメントもあるそうです。ナンバーワンになる難しさとオンリーワンになるさらなる難しさを知っている人の考えですね。

 

それについては作家・樋口毅宏さんも、小説「愛される資格」の中で言及されています。

 

ちなみにこの曲は超定番曲「どんなときも。」のアンサーソングでもあります。

どんなときも。

どんなときも。

僕の背中は自分が思うように正直かい?

という歌い出しの「どんなときも。」に対応するように

うしろから君が見たときに僕の背中だとわかるように

と、「Turtle Walk」は始まります。

 

花は花屋で並ぶものだけではない

花屋の店先に並んだ色んな花を見ていた

人それぞれ好みはあるけどどれもみんなきれいだね

 「花屋の店先に並べている時点でバッチリ選別されてるじゃないか! 」という意見だったのですが、その後の歌詞

名前も知らなかったけれど
あの日僕に笑顔をくれた
誰も気づかないような場所で
咲いてた花のように

で、花屋の店先に並ばない花のことにも言及されています。

 

降ってきたという名曲の歌詞

もはやド定番曲となった「世界に1つだけの花」「どんなときも。」の歌詞は「降ってきた」とコメントされていました。

「世界に1つだけの花」は紙芝居を見るかのように場面が見えたとのこと。

マッキーは初々しいラブソングを歌っていた第1章・生活を歌った第2章「ライフソング」を経て、第3章に突入すると宣言。

「ライフソングは突き詰めるとラブソングになる。恋愛だけではなく、もっと大きな意味での愛」

長い動画ですが、マッキーいいことしか言ってないので色んな人に観てほしいです。あとマッキーは話し方が超可愛い。好き。

この動画はアルバム「believer」のプロモーションのものです。このアルバムに収録されている「テレビでも見ようよ」はライフソングの一つの到達点ではないかと思えるほどの名曲です。ただし、聴くと必ず泣くのでなかなか聴けない。

テレビでも見ようよ

テレビでも見ようよ

どんな思い出もいつか一人で

懐かしむ日が来るなら

ここに来て隣に座って

一緒にテレビでも見ようよ

連れ合いに先立たれるケースも連れ合いを置いて死ぬケースも想像して滂沱の涙。

ヤダ〜どっちもヤダ〜同時に死ぬ!!!

 

余談・お蔵入りになった名曲「Wow!」

SMAPに楽曲を提供する話が持ち上がった時、最初の候補がこの曲であった。後にSMAP側の要望によって一旦お蔵入りとなり、その後生まれたのが「世界に一つだけの花」である。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/Wow_(槇原敬之の曲)

「世界に1つだけの花」に言及するなら、ついでに「Wow!」にも触れておきたい。

この名曲をお蔵入り…だと…!?と驚愕したものです。タイミング的に木村拓哉さんのお子さんが生まれた時でしょうか。

私はちょうど出産するときにこの曲を聴いていました。産まれてお腹に子供を置かれた時、まさに「Wow!!」だったのですが、「ワァォ!!」というより「わぁぉ…」という感じでした。正直引いた。産まれて40日経ちましたが、未だに「これがお腹に入ってたとか嘘でしょ…」と受け入れられずにいます。産んだけど。

 

Wow

Wow

 

 名盤中の名盤。