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【ビジネス】ジェンダーはビジネスの新教養である 炎上しない企業情報発信

2019年も大企業の炎上が止まらない!…のですが、この本読めば援助は回避できるんじゃないでしょうかね。だって全ての炎上は「人権意識の欠如」なんですもの。

 

必要なのは保険ではなくてコンサルでは?

企業の広告に対する拒絶反応が可視化されるようになっただけ

SNS全盛期の昨今、企業広告の炎上が発生している…と言う認識だったら、これからもどんどん炎上する広告を作ってしまうと思います。

炎上したときに備え、企業向け保険まで作られているそうですが、炎上している時点マイナスイメージを抱かれてしまっているので手遅れ。やらかす前に防げない企業の体質に問題があるのですから、まずは勉強するしかないのではないでしょうか。

 

「炎上」が起こる今の方が「正常」

広告炎上、今までは可視化されることなく顧客が離れていくor我慢して利用し続ける、しか選択肢がなかっただけではないでしょうか。

広告作成の過程でGOサインを出すおじさん達だけ気にしてればよかったものが、購買層も気にしないといけなくなったのが今ではないかと。今の方が正常だと思います。

 

広告にノーを言う必要性があるか?

私は絶対に必要があると断言します。

広告は社会的影響が大きいものですから、自然と責任も大きくなります。ちょっとした小道具やコピーでも気をつけないといけません。社会的影響の大きいものが差別に繋がるなにかを発信してはいけないからです。

 

よく「気に入らない広告があるならば黙って放っておけばいい。いちいち気にするなんてくだらない」という意見を聞きますが、その結果がこのザマです。

今の広告は『痩せろ脱毛しろ英語しゃべれるようになれモテないと人でない痩せないと人でない結婚はしろ子供を持ってしかし所帯染みた格好はするな美しいままでいろ』…のような脅迫に繋がることばかり。

そういう広告に囲まれていると気にしないようにしていても自尊心がガリガリ削られていきます。

 

2019年正月から炎上した西部そごう広告に対するクリエイターたちの反応を見て「あっクソだな」と思った話

2019年早々炎上した、女性の顔にクリームパイが投げられている広告について「西部は素晴らしい広告を出した、よくやった」と言っていた広告業界の人を何人か見ました。

その人たちは援助にびっくりして、色々言い訳をしていて、それを見て私は驚いていました。

どうやら広告業界の人は西部そごうの広告のことを「尖った広告だ!すごい!よくやった!」と思っていたらしいです。

女性に加害してる表現のどこが尖ってるんですかね。巷に溢れかえってるじゃないですかそんなの。

 

あとクリームパイは「膣内射精(レイプ)」のスラングでもあるのですが、それについては誰も反論をしませんでしたね。

こういう小道具による表現の事故を犯さないために広告代理店のクリエイターがいるはずなんですけれどね。

 

その人は「みんなうっすら広告が嫌いで、マスコミが嫌い…」と嘆いていました。

それを見てさらにびっくり!逆に聞きたい。

なぜ好かれてると思っていた??

 

広告はみんな嫌いで、マスコミは大嫌い、が大半だと思いますよ、正直なところ。

うっすら嫌い、どころではない。

まず、「みんな広告が嫌い」というところ。今までの広告がやってきたことの結果なのではないでしょうか。

 

ほとんどの広告が「意味なく若い女子が微笑みかけてる(歳とったら替えられる)」「これ買わないとあんた酷い目にあうよ脅迫」「邪魔」なんですもの。

そしてマスコミは広告という脅迫を繰り出してくるくせに、自分は憧れられていると驕っている。

「広告いいじゃない、最近の宮本浩二さんが出ている広告なんかかっこいいじゃない」も言っていましたが、それは宮本さんがかっこいいからなんじゃないでしょうかね。

そんな風に、人の褌で相撲を取っておいて、賞賛を浴びたら自分の手柄・批判されたら人のせいなところも、嫌われる要因なんじゃないですかね。

もうそろそろ、広告業界が素敵なものだっていう認識から変わりましょ。平成ももう終わるのですから。