【漫画】凪のお暇(6巻)
やっと読んで絶叫
毎巻地獄感が増してくる化け物漫画かよ!が一番の感想。漫画読んで呼吸浅くなるなんてはじめての経験ですよ!
凪が立ち直ったと思わせて落とす展開のうまさといったら。
私は市川さんと慎二のキャラクター造形に憎しみを抱いているので彼らがうまくいってるのがすごいムカついてました…があのラスト…どういうことだよ…!!!
地獄でなぜ悪い!…悪くないけどつらいです!
関係ないですが今更星野源の魅力にやられています、ほんとに今更
語られないあの人
今回初めて、凪の抱える閉塞感を作り出した一番の大ボスである、凪の母親の内面が語られます。怖すぎて鳥肌たちました。
年老いた母親と二人きりで枯れていく自分、感情を捨てないと生きられない環境から逃げることができない自分。
それを娘に救済しろと強要する姿。
呪いの連鎖そのものです。
しかし、一番怖いポイントは「今の今まで凪のお父さんの記述が全くない」ことです。
サラサラストレートロングの母親とは似ても似つかぬ凪の癖っ毛はお父さんの遺伝だと簡単に推測できるのに、母親は夫のことを全く出さない。
コナリ先生のことだから、お父さんについて触れてないのは絶対にわざとなので、一番キツイ形で出てくるのではないかと戦々恐々…楽しみだけど辛い…!!
自らを救え
凪のお暇では、凪は恋愛では救われないのがハッピーエンドだと思っています。
誰かに救ってもらうのではなく、自分で自分を救うハッピーエンド。
信頼できるお友達がたくさんできていいな〜不器用でもコツコツ生きてきた報いってこういう形で現れますよね。うららちゃん親子やおばあちゃんとの交流がオアシス。
コナリ先生の描くキャラみんな客観性が死ぬほど高いので、客観性低い自分としてはすごく憧れますねー。客観性あるから各々生きづらいんだけど。
前巻の感想はこちら
私は本当に市川さんのキャラ造形を憎んでいるんですが、コナリ先生も「ムカつく感じで描いてる」と仰ってたので、いいように転がされております