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きた みた よんだ

みたりよんだりしたものを記録するブログ

【映画】ライフ・イズ・ビューティフル

忘れないで
僕は君を
本当に愛してる

ユーモアという武器があるから、それでも人生に「Yes」と言う

ヴィクトール・フランクルの「夜と霧」を読んでいて、ある程度収容所の様子を知っていたため恐る恐る観た今作。

ナチスの収容所は「トイレの回数は朝一回のみ」「与えられる食料は朝のパン一切れ」「雪の中裸足で歩かせ、日中ずっと作業をさせる。それができなくなったらガス室送り」などと、人間の尊厳を効率よく踏みにじるシステムが完璧に備えられた施設。
この映画でも親子が憔悴していく様も丁寧に描くのかな…と思ったけど、そういう描写は抑えられてたから安心しました(そこらへん丁寧に描かれてたら一ヶ月は落ち込んでいた)

実際の収容所でも、外に出たらやりたいことを具体的に持ち続けられる人が生き残り、希望を失った人が先に亡くなっていったとのこと。
そういう点で主人公は本当に強かった。
ラスト30分号泣。

(ひょっとして、子供の時の記憶だからお父さんが憔悴している様子も描かれなかったのかも…?弱る姿を必死で隠すお父さん…)

ナチスのことを簡単に人でなしとか言って過去のことにできる社会で暮らしてるわけではない、というのが1番背筋が凍る。
国のトップが「ナチスの手口に学んだらどうだ」と言っちゃう国だからな…
ナチス政権下のドイツでは、憲法は、ある日気づいたら、ワイマール憲法が変わってナチス憲法に変わっていたんですよ。誰も気づかないで変わった。あの手口、学んだらどうかね」


どう考えてもやばいだろ。

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