きた みた よんだ

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【邦画】かもめ食堂

食べることは生きること

序盤、片桐はいりさん演じるミドリが、食堂を営むサチエの手料理を食べて泣いたのは、久しぶりの食事で生きることを思い出したのかもしれない。
辛さに打ちのめされた日々から息を吹き返したきっかけ。

売りであるご飯がどれもリッチ!!
でかいシャケ!肉厚のトンカツ!
そしておにぎり。
この映画のおにぎりは、単なる料理のメニューの一つでしかないのがいい。
なにかと「けなげな女の子が男の世話のために作る=おにぎり」とされがちなおにぎりだけど、この映画では単なるメニューの一つ。
フィンランドではあまりウケてないのもいい。

キッチンとか食器がオシャレで高機能そう。
全体的に超リッチで、惜しみなく投資してる感じ。カツや唐揚げを揚げる油の量に感動したよ。惜しみない!

(若干ねたばれ)
フィンランドで食堂を営むサチエと、ひょんなことで食堂を手伝うことになったミドリとマサコ。彼女たちはなぜフィンランドにいるのか、きちんとした理由は判明しない。
なんとなく説明しても、はぐらかしてるようにしか聞こえない。
でも彼女たちは、お互い詮索はしないで、淡々と共に生活をしている。
その距離感がとても心地よい。
けど、フィクションとはいえ、ちゃんと経営成り立ってるのか不安になっちゃったよ笑(野暮)

かもめ食堂

かもめ食堂