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きた みた よんだ

みたりよんだりしたものを記録するブログ

【映画】スタンド・バイ・ミー

やがて大人になる僕らへ

子供時代の最後の二日間

知らない人がいない小さな町が世界の全て。家庭環境が悪いから勉強する環境じゃない、子供達みんな喫煙してるし、弱い立場は奪われ虐げられる場所。未来に希望なんて抱けない。

夢なんてあらかじめ奪われている、そんな四人の子供達の小さな冒険。
12歳のころの友達はもうできないかもしれなけど、そのころみつけた「変えられるかもしれない未来」をつかんだから、それでいいんだよ。

 

秀逸な邦題

過激な婦人参政権運動をしていた人たちを描いた映画「サフラジェット(婦人参政権運動組織の名前)」を「未来を花束にして」というゆるふわ邦題にされてブチ切れてた昨今ですが、「スタンドバイミー(側にいて心の支えになって)」という邦題は、主題をきちんと表しつつかっこよくて秀逸!

原題は「The Body(死体)」…これは伝わらない。

 

それにしたって名作すぎる

すごく地味な話なんだけど飽きさせない、低予算なんだけど画面も高級感があって、演出や身なりで彼らの中にも格差があることがわかる。

すごくよくできてる!

 

異様に美しい存在感を放つ子供

クリスがいい男すぎる!ハンサムで足が長い!彼自身の輝きと演技が卓越していると思ったら、演じたリヴァー・フェニックスもやはり傷ついた子供だった。 

「自分を知る人がいないところに行きたい」と泣く演技はなかなかOKが出なかったけど、監督から「大人に裏切られた時のことを思い出して」と言われたら一発OKだったとか。

こんな小さな子供が「大人に裏切られた時」をすぐに思い出せるなんて。

 

親が所属していた新興宗教性的虐待を受け、スタンドバイミーの時には既にマリファナでハイになっていたという証言も。

そして23歳で破滅的な死。

ジュディ・ガーランド(13歳で枕営業覚せい剤・彼女はもっと昔だったし、映画界に色々強いられていたから少し違うけど。)といい、卓越した演技力を発揮する子供というのはひどい犠牲を強いられているものなのか。今の映画界はだいぶマシになったとはいうけど。

 

それにしてもホモソーシャル

罵り文句が全部「女」で、誰から認めて欲しいかというと「父」

完全に男社会。男社会は男も女も苦しめるんだから、さっさとぶっ壊しましょうね